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価格に惑わされず健康に良いものを

カップめん加工品は原産地、食品添加物、製造者などチェック事項が多いです。

保存性が高く、 現代の食生活には欠かせない加工食品は、 原材料を加工したり、 食品添加物を加えて食品の保存性を高めることで、食品の有効利用と安定した供給を可能にしました。

原料の特性をそのまま生かした調味料、調理油、缶詰、瓶詰をはじめ数種類の原料を加えてつくるレトルト食品、調理済み食品、菓子類、清涼飲料水など種類は多様です。

異なる原料を使って、 本物と似たような食品をつくり出すコピ一食品も加工食品です。 保存性を高める方法には塩蔵や乾燥など食品添加物を使用しないものもありますが、ほとんどに食品添加物が多種類使用されています。

食品添加物は、基本的には安全性が確認されたものが認可されています。ただし、 天然由来の添加物のなかには安全性が十分に確認されていないのがありますし、認可されていても、健康への影響が心配されるものもあります。

輸入品の場合には、 原産地を確認します。 安全性が心配される中国やベトナムから輸入されたものなどは、価格に迷わされず、表示をチェックして避けたほうが無難かどうか、判断は厳しくします。

また、製造者や販売者が国内の業者になっていたとしても、 原料原産地や加工が海外の場合もあります。 すべての加工食品について、原料原産地が表示されているわけではありませんが、現在、20食品群については表示が必要となっています。


技術開発による加工食品の増加
内食における加工食品の利用の増加の要因は、生活のうえからは、食の外部化と同様である。女性の社会進出を中心とした調理時間の短縮が最大要因である。だし汁をとり、 しょうゆやみりんで調味して麺のつゆをつくるのは手間ヒマがかかるが、市販のつゆを使えば簡単である。

さらに、食品加工技術の進歩も欠かせない。レトルト食品の生産量の推移、冷凍食品の生産量のいずれも増加を続けているが、一本調子ではない。たとえば、 レトルトカレーをみると、1980(昭和55)年に一度生産量が減少している。理由は、飽きられたためである。当初、開発されたレトルトカレーには大きな具が入っていなかった。

大きな具を入れると殺菌が十分になされなかったからである。そのために飽きられてしまった。その後、大きな具を入れても殺菌できる技術が開発され、再び生産量は増加した。冷凍食品も、当初は素材が中心であったが、その後、調理食品が開発された。とくに、IQF(individual quick freezing)という技術が開発され、ご飯類を効果的に冷凍できるようになって、米飯類の生産量の伸びが大きい。

自動販売機による飲料の販売は、かつては夏期は好調であるが、冬期は落ち込む傾向があった。温かい飲料の販売がなかったからである。なぜかというと、温かい飲料では微生物の繁殖を防げなかったからである。それが保存技術の進歩により可能となった。たゆまない技術開発が、加工食品の販売増につながっている例である。


加工食品の原料原産地表示制度が2017年9月1日からスタート
これは、国産農産物の消費拡大などを目的とするもので、最も重い原材料の産地1つを食品表示に明記する事が基本となります。 消費者にとっては、商品を選ぶ際の情報が増えることになります。

表示のルールはやや複雑で、輸入品の加工食品には原料原産地表示は義務づけられていません。 ただし輸入した加工食品には、その商品がどこの国から輸入されたものかを示す「原産国名」が表示されます。 また原材料の産地が2つの場合は使用した原材料の重量の多いものの順に表示され、3つ以上の場合は3つ目以降が「その他」と表示されるなど、消費者にとっては少しわかりにくいものになっています。

また原材料の産地表示を義務づけている国が国際的に見て稀なため、新ルールの背景には国産品のブランド力強化の目的がありますが、過剰な規制は競争力に圧力をかける結果を招く事や、パッケージの変更などコストの面からも懸念の声があがりました。

ただ消費者としては、商品の原産地表示は、加工所の安全性とともに大きな関心事であるため、国内で生産された原材料を国内の加工所で製造している加工食品などにとっては、大きなメリットになると思われます。

食生活の「効率化」を進めた加工食品
「生鮮食品」「加工食品」という区分は、食品を加工・流通面から分類したものであった。そこでは、コメ、モチ等の穀類も生鮮食品とされていた。すなわち、素材品=生鮮食品という考え方である。消費面からみた場合、多少の違和感がある。

そこで、生鮮食品のなかから穀類をはずして「加工食品」「穀物」「生鮮食品」「外食」という区分でみた。ただし、これは、家計調査からみたものであり、一般消費者家庭での購入時における区分である。

だが、ここでも加工食品の分野が確実に増加しているのだ。加工食品の割合は、1970年の44.6%が99年には51.6%にもシェアを広げている。これに対して、コメ・モチ等の穀類は12.3%(70年)から4.5%(99年)に、また、生鮮食品も33.2%(70年)から26.2%(99年)に、その位置を低下させている。

食品加工技術は大きく区分すると、二つの方法があって、一つは貯蔵性、保存性を主体とした加工であり、もう一つは食品特性の変化を、主体とした加工である。

そのうち今日最も活性化しているのが、後者の食品特性の変化を主体とした加工、すなわち、素材を物理的、科学的現代の食品企業は、調理加工のなかから消費者ニーズを引き出し、これを産業化しているのである。

たとえば、最近活発化してきたものにゴハン産業がある。これは消費者における炊飯の煩わしさを企業化したものである。消費者の商品選択はコメではなく、ゴハンを利用することになる。これらの消費者ニーズに加えて、最近の食品企業ではメニュー提案も行っている。

このような調理加工分野への進出は、今日の消費者の煩わしさ、めんどうくささを企業化させているのである。
食品工業の発展は素材品消費から加工食品消費への転換を進めた点にあるが、それは多様な加工形態によって実現されたといえる。

新製品の開発と技術導入が食品の加工化を促進した要因であるが、消費者行動に対応した加工食品の開発が、食品企業によって進められた結果であるということもできる。

食品企業ではこのような卓越したマーケティング戦略によって、消費者の食生活のすべてに突入し、利便性・味覚性という名のもとに企業化・産業化を実現しているのだ。


価格が安すぎるものはどこかに欠点がある
安全な食品の選び方として主に加工食品について述べたいと思います。まず単純ではありますが価格が安すぎるもの。売価が安いということは、品質にかかるコストが削られている可能性が大きいのです。

原料安く品質が良くない、十分な検査をしていない、施設が古く製造環境が悪い、給料が安く従業員が不満を持つなど、価格が安いということだけでもこれだけのことが考えられます。

もちろん企業努力によって、安全を考慮した上で安いということであれば、問題ありませんが大幅には安くはなりません。

続いて添加物。添加物そのものの安全性もさることながら、たくさんの添加物が必要な原料を使っているという不安があります。色が悪ければ発色剤、日持ちしないと思えば保存料、風味が足りなければ香料など、実に様々なものが使われています。

最近、食品添加物の危険性を指摘する書籍が増え商売のネタのようになっている傾向もありますが、入っているから何もかも危険というわけではないので、できる限り避けるといった考え方が必要です。

スーパーなどで食品を手に取った時に判断できる材料は、袋に書いている表示です。原材料や添加物、アレルギー情報、産地、賞味期限を良く見て購入するようにしましょう。


加工食品一覧
即席めん類
乾めん類
ジャム類
マカロニ類
パン
凍豆腐
豆乳、調整豆乳および豆乳飲料
みそ
しょうゆ
めん類等用つゆ
風味調味料
ドレッシング
にんじんジュースおよび
食酢
ウスターソース類
トマト加工品
乾しいたけ
乾燥スープ
マーガリン類
食用植物油脂
チルドハンバーグステーキ
チルドミートボール
魚肉ハムおよび魚肉ソーセージ
特殊包装かまぼこ類
果実飲料
うに加工品
炭酸飲料
うにあえもの
チルドぎょうざ類
農産物缶詰および農産物瓶詰
風味かまぼこ
畜産物缶詰および畜産物瓶詰
純正ラード
調理食品缶詰および調理食品瓶詰
レトルトパウチ食品
煮干魚類
ベーコン類
農産物漬物
ハム類
削りぶし
プレスハム
乾燥わかめ
混合プレスハム
塩蔵わかめ
ソーセージ
うなぎ加工品
混合ソーセージ
野菜冷凍食品

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