日本が輸入している食品一覧│果実・ナッツ類
果実、かんきつ、果実飲料、ナッツおよび落花生
輸入果実、ナッツ類の種類と輸入先
1996年の果実類の輸入量は200万トン程度(ジュース類を含む)、ナッツ(輸入通関上の品目名はナット)類の輸入量は約20万トンでした。この輸入量は同年日本が輸入した全食料に対して、金額ベースで果実類は5%程度、ナッツ類は1%強を占めています。また、果実類およびナッツ類の全体としての輸入量は、過去増加を続けていましたが、1994年以降は横這い状態となっています(ジェトロ資料)。

一方、果実類の自給率は1985年には77%でしたが、1990年には63%、1995年には49%となっており、長期的には低下傾向にあり、自給率は既に50%を下回っています。
輸入される果実類は生鮮品が最も多く、全体の80%程度を占めています。他には、乾燥果実と冷凍果実がそれぞれ2・5%程度、果実缶詰と果実飲料(ジュースなど)がそれぞれ10%程度を占めています。

バナナ
生鮮バナナの輸入量は多く、1980年頃にはすでに年間70万トン強輸入されていました。1997年の輸入量は約89万トンで、果実類の全輸入量の約半分を占めています。
主な輸入先はフィリピンで75%程度を占めており、続いて南米のエクアドルが20%程度を占めています。他には台湾、インドネシアなど合計9か国から輸入されました。スーパーや果物店の店頭で売られているバナナはこれらの国で生産されたものです。

パイナップル
パイナップルは、生鮮品で輸入されるほか、冷凍、缶詰、果汁(ジュース)で輸入されています。輸入量(1997年)は生鮮品約9万6000トン、冷凍1000トン強、缶詰約5万5000トン、果汁5000トン強でした。
主な輸入先は、生鮮品は大部分フィリピンで、一部台湾、アメリカ、冷凍は大部分タイ、一部アメリカなど、缶詰は半分弱がタイで、他にはフィリピン、インドネシア、マレーシアです。果汁はタイが半分強で、他にはフィリピン、アメリカなどです。
パイナップルの種類は100種以上あるといわれています

アボカド、マンゴー、パパイヤその他の熱帯果実
現在輸入されている熱帯果実で、バナナ、パイナップル以外の主要な果実は、アボカド、マンゴー、パパイヤです。他にはレイシ、ドリアン、グァバ、マンゴスチンその他が少量輸入されています。これら以外にも熱帯果実は、現地には沢山あるといわれていますが、現在では植物防疫法により輸入が禁止されている多くの品種や地域があります。また、輸入されるものも煙蒸処理が行われる場合が多いようです。

アボカド
生鮮品で輸入されるアボカドの主な輸入先は2か国で、メキシコが全体の約7割、アメリカが約3割となっています。品種はメキシコとアメリ力ものも同じです。大きさは30グラムから大きいものは1キログラム以上まであるということです。

果皮の色は、黒、褐色、赤褐色、黄色、黄緑色、緑色、紫色などのものがあり、果肉は柔軟で黄色、バター状で淡白な味です。輸入は温度管理されたコンテナや航空便を使って行われます。国内では青果として店頭で売られたり、レストランなどの外食店で料理材料に使われます。アイスクリームの原料やすしの材料にもなります。比較的粒の大きいものが店頭販売に向けられ、贈答用などにも使われます。輸入時には大部分が煉蒸処理をされているとのことです。

マンゴー
生鮮品で輸入されるマンゴーの主な輸入先は、フィリピンが全体の6割弱、メキシコ約4割弱で、他にはタイなど4か国から輸入されています。マンゴーは熱帯圏の各地で広く生産されており、それぞれ優良品種があるといわれています。品種によって形、色、大きさなどが異なりますが、果肉は多汁で甘味があり、特有のにおいがあります。果肉内に繊維が少ないものが良品とされています。

パパイヤ
生鮮で輸入されるパパイヤの主な輸入先はアメリカです。その他フィリピンなどからごく少量輸入されていますが、ほとんどはアメリカ産です。パパイヤはほとんど航空便によって輸入されますが、一部は冷蔵コンテナで行われることもあります。コンテナで輸入するとき、最も重要なことは保管温度を7℃以上に保たなければならないことです。この温度以下では低温障害により品質が低下します。

輸入通関後は、専門の卸売業者に引き取られ、高級果物店やホテル、レストランなどに納入されます。パパイヤは高級果物として贈答用に多く利用されます。ホテル、レストランでは主にデザートに使用されます。近年では、店頭でも広く売られるようになりました。なお、パパイヤはミバエ類を除くために、輸出現地で煉蒸処理が行われているとのことです。


ぶどう
輸入されるぶどうおよびぶどうから作られたものには、①生鮮、②乾燥(干しぶどう、レーズン)、③ぶどう果汁(ジュース)、④ワインがあります。ここでは①と②について述べます。
1997年の輸入量は、生鮮ぶどう7000トン強、乾燥ぶどう約2万8000トン、ジュースは約2万トン(約1万5000キロリヅトル)でした。
生鮮ぶどうの主な輸入先は、チリが全体の6割強、アメリカが3割強で、他にはニュージーランドから少量輸入されました。

メロン
メロン(生鮮品)の1997年の輸入量は約2万4000トンでした。主な輸入先はアメリカが全体の半分強、メキシコが4割強を占め、続いてニュージーランドなど5か国から輸入されています。
アメリカの主な産地はカリフォルニア州、アリゾナ州、日本へは夏から秋口にかけて輸入されます。メキシコとニュージーランドのものは冬から春にかけて国産品がないときに輸入されるので、日本の消費者にとっては好都合です。

さくらんぼ
輸入されるさくらんぼには、生鮮のものとシロップ漬けなどのびん詰や缶詰にされたものとがあります。1997年の輸入量は生鮮品1万トン強、缶詰など約8000トンで、全体では国産の供給量を上回っているようです。

生鮮品の輸入先はほとんどがアメリカで、ごく少量ニュージーランドからも輸入されます。アメリカ産の生鮮さくらんぼは、5月の中旬からカリフォルニア産、6月上旬からワシントン、オレゴン産が輸入され、国産ものが出る前に販売されます。ニュージーランド産は、南半球のため生産時期が反対で、主に12月、1月頃輸入されています。

さくらんぼには、甘味のあるスイート種と酸味のあるサワー種とがありますが、生鮮品として輸入されるものはスイート種です。1992年以降輸入制限が緩和されたことから大幅に輸入が増加し、国内に普及しました。

りんご
生鮮りんごの輸入は、貿易上は自由化されていますが、実質的には植物防疫法による病害虫防止の目的から、ごく限られた国の限られた品種しか輸入は認められていませんので、現在のところ生鮮品の輸入量は少量です。1997年の輸入量は約150トンで、アメリカなど5か国から輸入されました。

ストロベリー
ストロベリーの輸入品には、生鮮品、冷凍品、ジャムなどの加工品があります。1997年の生鮮品の輸入量は4700トン程度で、うち9割以上はアメリカ産、他にはニュージーランド、韓国から輸入されました。

キウイフルーツ
生鮮キウイフルーツは、1997年には約4万トン輸入され、国内供給量の6割は輸入ものになったと見られます。国産の供給量は減少傾向にあり、年々輸入品の比率が高まりつつあります。

輸入先はニュージーランドが9割以上を占め、他にはチリが1割弱の他、ごく少量アメリカからも輸入されました。チリ産は1991年7月に輸入が解禁され1992年より輸入され始めましたが、値段が安いことから今後の輸入量は増加すると見られています。輸入時期は、南半球の2か国は国産品の生産時期の正反対の春から秋にかけてです。


桃は主に缶詰で輸入されています。冷凍品も少量輸入され、生鮮品は輸入されてもごく少量です。
桃缶詰は近年では、年間5万トン以上輸入されています。輸入先は中国、ギリシア、南アフリカ共和国が多く、他にはチリ、オーストラリア、アメリカなど全体で10か国以上から輸入されています。国産の桃のほとんどは白肉種(白桃、果肉の色が白)で、生食を目的とした値段の高いものですが、輸入される桃のほとんどは黄肉種(黄桃、果肉の色が黄)のもので、値段も安いものです。
レストランなどのフルーツサラダ、クリーム、ヨーグルト、ケーキなどに広く使われている黄色の桃はこの輸入品です

乾燥果物
干しがきは近年、年間5000トンから7000トン程度輸入されています。ほとんどは中国産で、ごく少量ですが韓国やチリ、ブラジルなどからも輸入されます。国内で消費される半分強は輸入品です。輸入された干しがきは、国内でパックされて店頭で売られたり、菓子の材料に使われたりします。中国産は値段が安いので、将来品質がもっと良くなれば、さらに輸入量が増える可能性があると見られています。

乾燥した。プルーンは、1997年には約1万8000トン輸入され、国内ではかなり沢山売られるようになりました。ほとんどはアメリカのカリフォルニア州産です。ごく少量フランス、ドイツから輸入されることもありますが、国内で売られている輸入乾燥プルーンはアメリ力ものと思ってさしつかえありません。アメリカのプルーンはプラム(すもも)のうち、乾燥果実に適したものをいいます。このプラムを収穫後、熱湯処理し、乾燥したもので、製品には種があるものと種を除いたものとがあります。

乾燥果実には、一般的に夏場などの高温のときに、かびが生じる恐れがあり、このために防かび剤のソルビン酸が使われることがありますが、輸入検査にて食品衛生法に違反したものは、輸入禁止になります。

かんきつ類
オレンジ

オレンジの主な輸入先はアメリカで、輸入量の86%を占めています(1997年、以下同じ)・他にはオーストラリア、南アフリカ共和国など全体で7か国から輸入されました。オレンジの輸入が自由化されたのは1991年で、それ以後数年間に輸入は急増しましたが、その後は横這いからむしろ減少傾向にあります。

レモン94%輸入・ライム
レモンは、日本では年間7万6686トン輸入している。レモンの輸入先は、米国が輸入量の71%を占め、チリが17.6%、南アフリカが8.9%となっている。
米国では9万7842トンのレモンが輸出されている。米国産レモンの輸出先第1位は、なんといっても日本である。

米国産レモンは春先に収穫される。では、日本の夏場以降に販売されている米国産レモンはどうなっているのだろうか。
それは、米国で長期保存されたレモンが日本のスーパーの店頭に並んでいるということである。夏場以降の米国産レモンは、どうやら新鮮というにはほど遠い代物のようだ。当然保存のための防カビ農薬もたっぷり使っているであろう。

輸入レモンといえば、ポストハーベスト農薬と連想されるほど、残留農薬の問題に関心を抱く。
輸入レモンの防カビ目的に、収穫後にレモンに散布が認められている農薬はイマザリル5PPM、OPP10PPM、ジフェニル70PPM、TBZ10PPMである。それぞれ高濃度残留が認められているのである。しかし、OPPやイマザリルには発ガン性、TBZには催奇形性が指摘されているように、手放しで安全であるといえるものではない。

埼玉県の商品テストでは、薄切りレモンを熱湯に1分間つけると、イマザリルとOPPが40%、TBZが60%溶出したとのデータが示されている。紅茶にレモンを入れたなら、農薬入りの紅茶になることは確実である。

日本に輸入レモンが本格的に入るようになったのは、1964年のレモンの輸入自由化以降である。レモンの輸入自由化は、日本の農産物の自由化の先駆けともいえるものである。この自由化で、1876(明治9)年以降生産が盛んであった広島県瀬戸田町のレモンも壊滅的打撃を受けた。

しかし、今、国産レモンが元気である。果汁のビタミンC含有量も輸入レモンより高いというデータもある。国内生産量も4827トンにまで回復している。
一度買ってみてはいかがだろうか。

レモンの主な輸入先はアメリカで、全体の9割程度を占め、他には南アフリカ共和国、チリ、オーストラリアなど計8か国から輸入されました。ライムの輸入量は少なく2000トン弱で、主な輸入先はメキシコです。国内ではごく一部の地域でしか生産されておらず、国内で消費されるレモンはほとんど輸入ものです。また、レモンジュースも7000トン程度イスラエルやイタリアなどから輸入されており、ライムジュースも少量輸入されています。

グレープフルーツ
グレープフルーツは、28万トン強輸入されました。主な輸入先はアメリカで、輸入量全体の8割前後を占め、他にはイスラエル、南アフリカ共和国、スワジランドなどから輸入されました。グレープフルーツの輸入量は、品種別には果実の中では、バナナに次いで第2位です。また、国内の生産はきわめて少なく、店頭で売られているグレープフルーツは輸入ものと見てさしつかえありません。

果汁
果実飲料の日本農林規格(JAS)・品質表示基準が平成10年8月21日から大幅に変更になりました。店頭の商品の表示が完全に変わるのは平成12年8月1日からです。新規格は「ジュース」と「果汁入り飲料」とに分けられます。「ジュース」には果実ジュース(ストレートと濃縮還元)、果粒入り果実ジュース、果実・野菜ミックスジュースが含まれます。

日本の各種の果実飲料の大部分は、濃縮果汁(原果汁ともいう)をうすめたり、何かを加えたりして作られています。一部には天然果汁(ストレート果汁ともいう)も作られますが主流ではないとのことです。

りんごジュース
りんごジュースは、オレンジジュースに次いで2番目に多く輸入されています。輸入量は5万6000キロリットルでした。主な輸入先は、アメリカが全体の2割強、中国が2割弱で、他にはドイツ、チリ、など12か国から輸入されました。
りんごジュースは、従来の国産砧は混濁果汁が主体であったのに対し、外国では大部分が透明果汁でした。近年、外国でも混濁果汁の製造技術が進み良質のものが輸入され始めているとのことです。

グレープフルーツジュース
グレープフルーツジュースは約1万6000キロリットル輸入されました。年々輸入量が増加する傾向をみせています。主な輸入先は、アメリカが全体の8割以上を占め、他にはイスラエルなど10か国以上から輸入されています。
ぶどうジュースは1万5000キロリットル程度が、アメリカをはじめ南アフリカ共和国他から輸入されました。

オレンジジュース93%輸入
以前は、ずいぶんみかんジュースを飲んだ記憶がある。甘酸っぱい味が何ともいえなかった。みかんジュースは、ジュース生産を目的に作られるだけでなく、みかん生産の豊凶を調整する機能も持っていた。

みかんは、表生産と裏生産で生産量が大きく異なる特徴を持っている。そのため、表生産時の過剰生産によるみかん果実の価格暴落を防ぐため、とれたみかんをみかんジュースにして、みかん果実の市場への供給を抑え、過剰生産による価格下落を緩和していたのである。
この国産みかんの需給調整機能を果たしてくれたみかんジュースに国内のジュース市場からの退場を迫ったのが、輸入オレンジジュースであった。

アメリカのゴリ押しで輸入解禁されたが…
輸入オレンジジュースは、2005年に11万3097トン輸入され、輸入果実飲料の中で31・7%を占めている。
もう忘れている人もいるかもしれないが、オレンジジュースの輸入は米国政府の対日要求の結果、1988年の牛肉・オレンジの輸入自由化決定を受けて92年から始まった。これによって米国政府は、オレンジジュースの日本への輸出量を伸ばすことができると考えていたのであろう。

しかし、それから昭年経って、11万3011トンのオレンジジュースの輸入のうち、8万9511トン(79%)がブラジルから輸入され、米国からのオレンジジュースの輸入は5726トン(5%)にすぎない。米国産オレンジジュースは、ブラジル産オレンジジュースより2割ほど価格が高い。どうしても淘汰されてしまうのである。

この輸入オレンジジュースについても、世界的なバイオエタノール生産による影響が出てきているのである。日本の飲料メーカー各社は、07年5月からオレンジジュースの価格を10~20%値上げしたのである。その理由は、「主力産地の米国フロリダはハリケーンによる不作、ブラジルは、バイオエタノールの原料になるサトウキビへの作目転換で原料が逼迫しているのが要因だ」とされている。

オレンジジュースの輸入量(1997年、以下同じ)は約8万キロリットルで、輸入果汁の中では最も多く輸入されています。主な輸入先はブラジルが全体の7割以上、アメリカニ割強で、他に8か国程度から輸入されました。
世界的にもオレンジ果汁は、果汁類の中のメイン商品です。過去はアメリカが最大の生産国でしたが、1960年代後半からブラジルが参入し、現在では世界最大の生産国はブラジルです。ブラジルのオレンジジュースは価格が安く、今後もさらに比率が上がりそうです。オレンジジュースの大部分は濃縮果汁を凍結した状態で輸入され、メーカーに納入されます。微生物の面では、搾汁、濃縮後、殺菌工程を経て、凍結または充填されるので、ほとんど問題は出てないようです。

ナッツ類と落花生
輸入されるナッツ(ナット)類のうち、とくに大量に輸入されるものは、くりとスイートアーモンドで、これらに続いて多いものは、くるみ、ピスタチオナッツ、カシューナッツです。その他のナッツ類には、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツなど数種があります。
日本の消費量は、現在のところ、くりを除けば先進国の中では比較的少ないが、今後は消費傾向の変化と共に増加する可能性はありそうです。

くり
くりの輸入量は、生鮮、乾燥くりが約3万2000トンでした(1997年、以下同じ)。主な輸入先は、中国が約9割、韓国1割弱です。殻付きのまま輸入され、主に甘栗用原料として使われます。殻と渋皮をむき加熱処理されたくりは、約1万トン輸入されました。主な輸入先は、韓国が9割弱、中国1割強です。主に甘露煮として菓子材料その他に使われます。生鮮のまま輸入されるものも一部あります。その他のくりは、缶詰や冷凍で中国やヨーロッパから少量輸入され、菓子材料などに使われています。

スイートアーモンド
アーモンドは、世界的にはナッツ類の中では最も多く食べられています。アーモンドには、スイートアーモンドとビターアーモンドの2種類がありますが、日本の厚生省はビターアーモンドの食品としての輸入を認めていないため、現在輸入されているアーモンドは、ほとんどスイートアーモンドです。




大豆95%輸入
日本の食文化にとって、大豆は欠かせない。豆腐、油揚げ、納豆、味噌、醤油は、すべて原料は大豆である。
しかしながら、日本の大豆生産は22万5000トン(2005年)しかない。
大豆の自給率はわずか5%である。これに対して大豆の輸入は、418万トン(05年)に及んでいる。

輸入先は74.7%が米国、8.4%がブラジル、7.3%がカナダ、4.3%が中国となっている。

この418万トンの輸入大豆の約74%は、大豆油の原料として使われている。
残りは食品向けとして、味噌、醤油、豆腐・油揚げ、納豆、豆乳などの用途に使われている。
農林水産省の推計では、輸入大豆の食品用途別使用量は味噌向けが14万トン、醤油向けが4万トン、豆腐・油揚げ向けが49万2000トン、納豆向けが13万トン、豆乳など向けが24万4000トンなどとなっている。

では、国産大豆は食品向けにどれだけ使われているのだろうか。
業界団体などからの聞き取りや業界紙などで調べてみると、国産大豆の使用量と使用比率(05年)は、味噌が1万トン(7.1%)、豆腐・油揚げが8万トン(16・2%)、納豆が9600トン(7.4%)、醤油が3500トン(8.7%)となっている。
また、農林水産省の調査では03年で、豆腐で約27%、納豆で約12%の国産大豆使用比率となっている。

アメリカでの生産面積遺伝子組み換えが89%
消費者が強い関心を持っているのは、安全性に懸念が表明されている「遺伝子組み換え大豆」が豆腐や納豆などに使われているかどうかである。
この点で知っておきたいことは、今のところ非遺伝子組み換え大豆は、米国で900万トン程度生産されているが、遺伝子組み換え大豆の生産面積が、米国の大豆生産面積の89%にまでなっていることである。
遺伝子組み換え大豆の生産面積が米国の大豆生産面積の75%であったことから見ると急速に遺伝子組み換え大豆の生産面積が拡大して、現在は毎年2%ずつ生産面積を広げている。


落花生66%輸入
落花生が実をつけるところを見た人はほとんどいないであろう。落花生はその字の通り花が落ちた後、花の根元から子房柄という細い枝のようなものが地中まで伸び、その子房柄の先が秋口に膨らみ落花生になるのである。

落花生は、火山灰地を好むということで、日本では関東ローム層が広がる千葉県や茨城県が主産地となっている。国内の生産量(2005年)は2万1400トンで、千葉県が1万5400トン、茨城県が2460トンとこの2県で国内生産量の大部分を占めることになる。
これに対して落花生(生)の輸入量は、4万1475トンに及んでいる。

輸入先は、中国が2万9057トン(70%)、南アフリカが8970トン(21%)、米国が2798トン(6%)となっており、輸入生落花生の7割が中国産となっている。南アフリカの落花生は、豆菓子用に使われている。

落花生を揚げたもの、すなわちバターピーナッツは3万8695トンが輸入され、その全量が中国からの輸入である。国産の落花生の5割は、バターピーナッツになっているので日本国内に流通しているバターピーナッツの8割は、中国産ということになる。

今、日本の落花生は、高品質、高価格で贈答品として流通するようになっており、バターピーナッツで見れば、輸入品の6倍の価格となっている。となると、居酒屋やスナックで出されるバターピーナッツは、すべて中国産と見てまず間違いはないであろう。
ところで、これだけ日本に落花生を輸出する中国だが、実は、世界の落花生生産量の4割を占めている「落花生大国」でもある。

落花生は中華料理にも使われるだけに中国国内の需要も多く、輸出にまわされるのは国内生産量のわずか6%だといわれている。それでも日本国内の落花生需要を圧倒する供給量を持っている。日本の落花生農家、がんばれと言いたい。


落花生の世界の年間生産量は約1700万トンとされています。日本の生産量は3万トン台であり、また国内消費量は年間10万~15万トンで、不足分は輸入品から当てられます。したがって、国内で消費される落花生とその製品の大部分は輸入です。






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