目次

1.石油から作られる合成ビタミン

レモン「レモン〇〇個分のビタミンC含有」と強調している健康食品をよく見かけます。

でも、勘違いしてはいけません。食品に使われるビタミンC、ミカンやレモンなど自然の食べ物に含まれている天然のビタミンCのことではないのです。

天然の食べ物からとったビタミンCは、非常に高価で、大量生産されている健康食品や食品にはまず使われることはないのです。

メーカーなどは「合成されたビタミンCも天然のビタミンCも化学式構造はまったく同じだから、違いはありません」といいます。

合成ビタミンは石油からつくられ、食品添加物に指定されている「L-アスコルビン酸」のことなのです。

原材料名表示では、「V 、C」と表示されています。合成ビタミンCを食品に添加しているのは、栄養強化の目的ではありません。アジの干物にも使われているように、大半が酸化防止の目的で添加されていることが多いのです。

というのは、天然のビタミンCには活性酸素の発生を抑える酵素も含まれてれるからです。

それだからこそ、人類は何千年もの間、ミカンやレモンなどの果実を食べてきたのです。それが天然の恵みというものであり、最も自然な形です。
「レモン〇個分のビタミンC含有」ならば、酵素もレモン〇個分含有しているのかといえば、そんなことはありません。

もちろん、合成ビタミンCにも効果はあり、ビタミンCが欠乏すれば壊血場やくる病になります。こうした場合には合成ビタミンCが緊急避難的に有効なことは明らかです。



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