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甘さひかえめ・微糖・低糖に基準はなくてどれも砂糖はどっさり
目次
1.「甘さひかえめ」「無糖」「微糖」「低糖」の違い?
何を基準にして比べているの?
「微糖」「低糖」「甘さひかえめ」「無糖」など、清涼飲料水、特にコーヒーには甘さに対するさまざまな表記があります。この中で明確な決まりがあるのは「無糖」だけです!
無糖は100ml中の糖分0.5g以下と決まっていますが、それ以外には決まりがなく、基準はメーカーによって異なります。
2.5g以下であれば「微糖」「低糖」という表現を行っています。
メーカーでは全国コーヒー飲料公正取引協議会が定める「コーヒー飲料等通常品(糖類7.5g/100ml)」 と比較しています。
「甘さひかえめ」については全く明確な基準はありません。自社商品と比較して糖分が少なくなっていれば「甘さひかえめ」としているところが多いです。
カロリーハーフなどと表記する場合は、 何と比べて半分になっているのかを明確にしなければならないのが決まりですが、 カロリーに比べると甘さには基準が決まっていないので、メーカーによって異なるというわけです。
ひとつの目安としてエネルギーを確認すると、 糖分がどの程度入っているか判断できます。
また、ノンカロリーは言葉どおり力ロリーゼロを指しますが、 ノンシュガ一の場合は、 砂糖のかわりにキシリトールやエリスリトールのような人口甘味料を使用している場合があります。
これらは、 砂糖に比べると甘さは少なくなりますが、 カロリーがあるのでノンカロリーにはなりません。 糖尿病などで摂取カロリーが気になる人は、 カロリー表示をきちんと確認してから購入するようにしましょう!
2.強調表示
エネルギーや栄養成分の「高」「低」「無」など、量を強調する際の表示基準をいう。〈栄養成分が少ないことを強調する表示〉
★「ノンカロリー」「カロリーゼロ」食品100g当たり5Kcal未満
★「カロリーオフ」食品100g当たり5Kcal以下/飲用は100ml当たり20Kcal以下
★「ノンオイル」食品100g当たり脂質0.5g未満
★「ノンシュガー」「糖類ゼロ」食品100g(飲料は100Ml)当たり糖類0.5g未満
★「糖質ゼロ」食品100g(飲料は100Ml)当たり糖質0.5g未満
〈栄養成分を多く含んでいることを強調する表示〉
★「食物繊維が多い、豊富」食品100g当たり6g以上
★「食物繊維を含有、供給」食品100g当たり3g以上
★「カルシウムが多い、豊富」食品100g当たり210ml以上
★「カルシウム入り、含有」食品100g当たり105ml以上
3.砂糖無添加と無糖は何が違う?
糖質は、砂糖などの糖分(=糖類)と、低カロリー甘味料と呼ばれる難消化性糖質(糖アルコール)とに分けられる。「無糖」という表示が意味するのは、すべてを合わせた糖質が含まれていないということではなく、糖質のなかの糖分(糖類)だけが含まれていないということである。「無糖」の栄養表示基準では、食品100グラムあたり(飲料の場合は100ミリリットルあたり)糖分の量が0.5グラム未満と定められているのだ。
では、「砂糖無添加」とはどういうことだろう。日本では長年、「糖尿病に砂糖は禁物」というように、砂糖=糖分というニュアンスで使われることが多かった。そのため、砂糖無添加とか砂糖不使用という表示も、無糖と同じように糖分が含まれていないかのように感じてしまう。
しかし、糖分というのは、砂糖(栄養表示欄ではショ糖)のことだけではない。ブドウ糖や果糖、乳糖なども糖分である。飲料でよく使われる「果糖ぶどう糖液糖」や「ぶどう糖果糖液糖」なども糖分だ。
つまり、「砂糖無添加」「砂糖不使用」といっても、砂糖だけが無添加で、砂糖以外の糖分が多く含まれている可能性があるのだ。
たとえば、「砂糖を加えずに、すっきりとした味わいに仕上げたアップル飲料」でも、原材料に「果汁」と「果糖」を使っているため、糖質(ほとんどが糖分)が100グラムあたり7.7グラムも含まれている。
エネルギーも31キロカロリーあり、ペットボトル1本人500ミリリットル)では、糖質が38.5グラム、エネルギーが155キロカロリーにもなる。砂糖を使っていないからといって、無糖どころか低糖よりも低カロリーよりも高い値だ。
このように、「砂糖無添加」と表示したり、砂糖を使っていないとうたっていても、あるいは栄養表示欄のショ糖(=砂糖)がたとえ「0」であっても、糖分がゼロとは限らないのだ。砂糖が無添加だからといっても、ほかの糖分が多く含まれていれば糖分をひかえたことにはならない。砂糖無添加でも「無糖」にもならないし、「低糖」の基準さえも満たしていないのだ。
さらに、砂糖無添加といっても、ほかの糖分だけでなく、砂糖自体が含まれていることがある。これは、「砂糖無添加」「砂糖不使用」が、「その食品に砂糖がまったく含まれていない」ということではないからだ。
栄養表示基準では、「加工段階で砂糖を使用していないということを意味している」と規定されている。つまり、原材料にどれだけ砂糖が含まれていようが、工場の製造段階で砂糖を使わなければ、砂糖無添加、砂糖不使用と表示してもかまわないということだ。これは、食塩無添加、食塩不使用と表示された食品の食塩の場合も同じことだ。
たとえば、「砂糖、食塩 無添加」と表示された果実野菜ミックスジュースには、100ミリリットルあたり、ショ糖が1.9グラム、ナトリウムが7~39ミリグラム含まれている。無糖の基準値(0.5グラム未満)のほぼ4倍の糖分、しかも砂糖(ショ糖)が1.9グラム含まれていることになる。
塩分(ナトリウム)も、無塩の基準値(100グラムまたは100ミリリットルあたり5ミリグラム未満)を超えている。しかも、砂糖は無添加でも、同じ糖分である「ハチミツ」は使っている。そのために、糖質が8.6グラムにもなっている。砂糖の1.9グラムを除いた6.7グラムがほかの糖分である。
添加物でよく使われる場合の「無添加」なら、たとえ製造段階で使わなくても原材料に使われていれば表示はできない。もちろん、最終食品にも含まれていない。そこが、同じ無添加でも栄養表示と添加物表示の大きな違いなのだ。
そこで「無糖」だが、「無糖」の場合は、ほかと比べてとか、製造加工段階で糖分を使わなかったということではなく、食品そのものに糖分が含まれていないことを意味している。砂糖だろうとハチミツだろうと、糖分は含まれていない。
メーカーも、本当に無糖なら「砂糖無添加(砂糖不使用)」などと表示しないで、単に「無糖」と表示するだろう。無糖でないからこそ、あるいは低糖の基準すら満たしていないから、わざわざ紛らわしい砂糖無添加といった表現をしてくるのだ。
糖分をとりたくなければ、やはり「無糖」のほうが安心だ。
4.甘さひかえめと糖分ひかえめの意味は大違い
「どちらも同じ意味じゃないか」「何が違うのか」と思う人も多いだろう。しかし実は、この2つの似たような表現は、まったく違うことを意味している。加工食品のパッケージなどに印刷される健康や栄養に関する表現については、厚生労働省が栄養改善法のなかの栄養表示基準で具体的に定めている。
この栄養表示基準では、「糖分ひかえめ」という表現は、食品に含まれる糖分(=糖類)が本当に少なければならず、食品100グラムあたりの合有量が5グラム以下、飲料の場合は100ミリリットルあたり2.5グラム以下と決められている。
たとえば、1パック300グラム入りのおかず豆なら、糖分は15グラム以下になっている。
1本500ミリリットルのペットボトル清涼飲料水なら、12.5グラム以下だ。糖分をエネルギーに換算する場合は、1グラムあたり4キロカロリーになるので、おかず豆1パック分の糖分は60キロカロリー、清涼飲料水もわずか50キロカロリーにしかならない。これが、法律で決められた「糖分ひかえめ」や「低糖」の基準だ。
ところが、「甘さひかえめ」のほうは、甘さという味覚が抑えられているだけで、「栄養成分とはまったく関係がない表現」とされている。しかも、甘さを抑えているというのはあくまでもメーカー側の主観的な感覚だけで、客観的な数値基準があるわけではない。
「糖分の量がどのくらい」だとか、「果物でよく使われる、糖度がどのくらいなのか」といった基準は一切ないのだ。「糖分ひかえめ」の基準値を下回るどころか、逆にいくら糖分が多く含まれていようと、メーカーが「甘さひかえめ」だといえばそれがまかり通るのである。
ほかにも、「サッパリとした(甘さ)」「甘さスッキリ」「爽快な(甘さ)」「ほどよい甘さ」といった表現もあるが、これらも糖分とはまったく関係がない。サッパリしていようが、スッキリしていようが、爽快感が味わえようが、糖分をいっぱい摂取している可能性があるのだ。
消費者に「甘さ=砂糖=体によくない」というイメージが強いため、メーカーは、たとえ糖分が多かろうと、甘さや砂糖を極力抑えているという表現を使いたがるのである。
本当に糖分が少ない商品を選ぶには、キャッチフレーズがどんなに誘惑的であろうと、必ず栄養表示欄を見るクセをつけることだ。少なくとも、エネルギー(カロリー)と糖質(糖分と考えてよい)だけは確認するべきである。
ただし、「甘さひかえめ」と表示してあるのに、栄養表示がない食品もある。どのくらい糖分が含まれているのかわからない食品は、絶対に敬遠すべきだ。
その点でも、「糖分ひかえめ」とか「低糖」と表示してある食品は、一定値以下だから安心できる。ただどのくらい控えてあるのかは、栄養表示欄の糖質の量を確認しなければわからない。たいていは糖質の大部分が糖分なので、糖質=糖分と考えて判断するとよい。
糖質ゼロと糖類ゼロ
糖質ゼロ
食品100グラム(飲料100ミリリットル)あたり、単糖類(ブドウ糖、果糖など)や二糖類(砂糖、麦芽糖、乳糖など)、オリゴ糖、多糖類などの糖質が0.5グラム未満であれば表示される。
糖類ゼロ
単糖類(ブドウ糖、果糖など)、二糖類(砂糖、麦芽糖、乳糖など)の糖類が0.5グラム未満であれば表示される。砂糖やブドウ糖はわずかしか入っていないが、それ以外の糖質や甘味料が使用されていることもある。
5.ノンシュガーとノンカロリー
「ノンシュガー」というと、シュガー=砂糖がないということで、ともすれば砂糖だけが含まれていないように思ってしまう。しかし「ノンシュガー」という表現は、実際には砂糖だけでなく、ぶどう糖や果糖などの糖分すべてが含まれていないことを意味している。つまり「ノンシュガー」は、砂糖無添加とか、ショ糖(砂糖)だけがゼロという意味ではなく、無糖と同じことである。ただし、「無糖(ノンシュガー)」といっても、カロリーがゼロということではない。
栄養表示で義務づけられている糖質は、その大部分が糖分だが、それ以外にキシリトールやエリスリトールのように、低カロリー甘味料とかダイエット甘味料と呼ばれるものがある。
こうした甘味料は、糖質であっても糖分ではないので、原材料として使っても、無糖とかノンシュガーといった表示ができる。
たとえばキシリトールは、低カロリーといっても、1グラムあたり3キロカロリーもある。
ノンシュガーの紅茶飲料には、甘味料として、砂糖ではなくキシリトールが、100ミリリットルあたり約3グラム使われている。3グラムだと、エネルギーが9キロカロリーになる。ペットボトル1本で45キロカロリーだ。つまり、たんぱく質や脂質がゼロで、なおかつ無糖であっても、ノンカロリーとは限らないのだ。
また、低カロリー甘味料を使わない無糖アイスコーヒーでも、わずかながらも糖質を含んでいるため、カロリーが発生するものもある。
このように、「ノンシュガー」「無糖」といっても、ノンカロリーとは限らないものもある。
一方、ノンカロリーは、エネルギー(カロリー)がゼロだから、糖分も当然ゼロということになる。もちろん、たんぱく質も脂質もゼロだ。ノンシュガー(無糖)を選ぶということは、ノンカロリーも期待しているはずだ。そういう意味では、ノンシュガーが目当ての場合、単純にノンシュガーを選ぶより、むしろノンカロリーを選んだほうが安心なのだ。
ただし、ノンカロリーの場合でも、100グラム(飲料なら100ミリリットル)あたり5キロカロリー未満なら認められることになっている。つまり、5キロカロリー未満なら「ノンカロリー」「カロリーゼロ」と表示することができる。
たとえば紅茶飲料で、キシリトールを100グラムあたり1.5グラムしか使っていなければ、エネルギーが5キロカロリー未満となるので、ノンシュガーであリノンカロリー飲料といいことになる。栄養表示欄のエネルギーも、5キロカロリー未満なら「0」と表示することができるので、惑わされてしまう。
実は、無糖と表示できる基準値も、100グラム(飲料は100ミリリットル)あたり0.5グラム未満なので、まったくゼロとは限らない。このような場合は、原材料欄を確認するしかない。
原材料に、エリスリトール以外の低カロリー甘味料を使っていれば、本当の意味でのノンカロリーにはならないわけだ。紅茶飲料であれば、原材料が紅茶だけのものが本当の意味での無糖であり、ノンカロリーといえる。
コーヒーの場合は、たとえわずかなカロリーがあったとしても、コーヒー以外のものを使っていなければ、コーヒー本来の糖質と考えてよい。ノンカロリーでなくても、ノンシュガー(無糖)であることには間違いはない。
6.砂糖の代わりに人工甘味料が利用されている
スーパーで買い物をする時、今までなら気にしていなかった、食品表示を見るようになりました。特別詳しいことはわかりませんが、なるべく、添加物などが入りすぎていないものを選ぶようにしています。現代社会で化学的なもの、添加物をとらないで生活をするのはとても難しいことだとは思いますが、自分の目で調べて、納得してからとるようにしたいと考えています。食品表示を見るようになって、人工甘味料がいろんなものに入っているということに気が付きました。
カロリーや糖質などが抑えられるのかもしれませんが、自然な甘さではなく、私は、あまりおいしいと感じないので、人工甘味料の入っているものは選ばないようにしています。
あとは、着色料も気にしています。あまりにもカラフルなものは、見た目は美しくてよいのですが、どんなものが使われているのかと少し心配になります。そんな時も食品表示を見るようにしています。最近では自然由来の着色料などもあるようなので、できるだけ自然由来のものを選ぶようにしています。
食の安全性については昔から多くの方が関心を寄せていると思います。中でも、子を持つ親であれば子供が口にする食べ物に特に関心を抱くのは自然な事です。健康志向の高まりにより砂糖などを使用した食品が少なくなっています。
そのかわりにアスパルテームという人工甘味料の仕様が増加しています。子供の食べ物、特に「おやつ」について特に気をつける事。スーパーやコンビニにいけばたくさんのお菓子があり子供の目を釘付けにしています。
しかし、梱包させている袋や箱の裏に書いてある成分表を私たちは注意深く見ることが大事です。子供達が大好きな飴やグミ、炭酸飲料にジュース、そのほとんどに多くの人口甘味料が使用されているからです。
詳しい、機関の名前は伏せますが、ある団体の調査によると、人口甘味料として広く使われている、アスパルテームは腎臓機能障害やリンパ腫や白血病のリスクを増大させる可能性があると発表しています。
また、妊娠中の過剰摂取については、胎児の脳の発達に影響を及ぼす危険性がある事も報告されています。最近では鬱病との関連性や神経障害にも深く関わっている事がわかってきています。
甘味料や着色料といった「食品添加物」は現代の忙しい社会に生きる人々にとっては切っても切れない存在ですが、せめて子供に与える食べ物については、極力気をつけてあげたいところです。
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