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1.コエンザイムQ10
アンチエイジングを標傍して中高年女性に大人気のコエンザイムQ10、実は、ほんの1週間くらいですが、飲んでいたことがあります。このサプリメーカーの関連会社に勤める友人がくれたからですが、申し訳ないことに続かなかったので、あれから数年後の今、改めて向き合ってみて思うのです。「やっぱりいらない!」と。

最大の理由は食事からとればよいと思うからですが、摂取目安量なるものがどうにも不可解。それに、広告も変だし、品質への不信感もある。
まずは摂取目安量ですが、どう不可解かというと、健康食品なら、医薬品より少ない量が提示されて当然と思うのですが医薬品より多い。それも2~4倍という大量摂取(?)を勧めている

もう少し詳しくいうと、1970年代から医薬品(「うっ血性心不全」の治療薬)として使われているもの。それが2001年から食品としても利用できるようになったのですが、問題の摂取目安量が多いことで、厚生労働省から「医薬品として用いられる量1日を超えないようにとの指針が出されました。それなのにいっこうに改善されないという珍しい例なのです。

こうした状況に対して厚生労働省は、いろいろと手は打っています。
すなわち、(財)日本健康・栄養食品協会に検討を依頼←同協会はデータ収集の結果、「1日の摂取目安量の上限値を300以下なら」と。さらに、それの妥当性も含めて食品安全委員会に評価を依頼。ところが、「科学的なデータ不足のため、摂取の上限値などは出しにくい」との報告。そこで各都道府県に対して、消費者の健康被害事例を収集するとともに、業者指導を徹底する旨の通知を出したり……。

ところが実際の商品は、国の指針などどこ吹く風(?)のようなのです。
厚生労働省の担当部署、食品安全部にも聞いてみました。担当者は「むずかしい問題で」と言いつつ、「医薬品基準の『1日は守ってほしいが、諸外国では『1 日300~600が多く、300でも有害という情報もないし、安全と報もない。といって野放しというわけにはいかない。業界として自主的な基準いう量を決めてくれるといいのだがとのこと。

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